桑畑泰三個展2025「民具とアートと付喪神」

桑畑泰三個展2025「民具とアートと付喪神」

会  期    2025年4月17日(木)~ 5月11日(日)の木曜日から日曜日
開廊時間    12:00~18:00
休 廊 日    月・火・水
出品点数    約20点
入 場 料    無 料

関連イベント:ワークショップ「一輪挿し絵付け体験」
4月20日(日)27日(日)13:00~(先着順)(参加費1000円)

共同アトリエ「東町工場」桑畑泰三の2回目の個展を開催します。
三股町出身の桑畑泰三は、佐賀大学文化教育学部を卒業後、鹿児島県長島町の杉本酒造でレジデンスに参加し、「アートマ」を はじめとする様々なアートイベントへの参加や、南日本美術展覧会で受賞する一方、海外や東京・大阪等での企画展にも参加するなど広く活躍していました。2017年からは故郷である三股町に拠点を移し立体での表現も試みるなど制作活動に専念しています。
桑畑泰三の作品は、強烈なインパクトで見る人の目を引き付けてやみません。前回の展示では、アマビエを題材にするなど、この世に存在するかどうかはっきりしない、しかし確実に気配を感じる妖怪のような怪しさを表現しました。
今回は、私たちが身近に使っている道具などが長年使う中で意識を持ち始め、人々に語り掛けてくるかのような体験を『付喪神』として畏れ敬うことから発想を得たものです。私たちは、「万物には神が宿る」とか、「八百万の神々」のように身近なものに意識を感じ、その無機物の意識と無意識のうちに会話し始めていることに気づくこともあります。そのような付喪神という存在をいったん認めてしまうと、私たちの普段の生活がこれまでとは一風違う次元に昇華されていくことを感じるかもしれません。
今回の展示から、当たり前に見えているものが、実は別の意味を持っているかのように思えて来るかもしれません。描かれた作品の中のものが、一瞬目を離したすきに画面のどこかに隠れてしまうことを恐れながら、一方でそれを期待している自分に気づくことができれば、桑畑ワールドを理解できたと言えるでしょう。

会場風景

作品一覧

桑畑泰三略歴

活動の記録

MAP

大きな看板はありません。道路の南側で白いシャッターが目印です。Googlemapで検索すると出てきます。

PDF(美術館からの地図)
AmmoniteGalleryMAP